「梅雨ストレス」はこんな症状
「梅雨ストレス」という言葉をご存知でしょうか。
梅雨の時期は、他の季節よりも気圧が変化しやすいため、自律神経の調節がうまくいかなくなることが多いのです。
そのため、「身体がだるい」「頭痛がする」などの体調の変化が出やすいとされています。
また、雨が降る時間が多い、どんよりとした暗い日が続く、湿気でじめっとしている、といった気候も身体にとってはストレスとなり、気分が落ち込みやすい季節でもあります。
株式会社ウェザーニューズの調査によると、気圧が下がったタイミングで「だるい」「頭痛がする」「関節が痛む」「鬱っぽい」などの体調の変化を訴えた人は、全体の64%にものぼりました。
特に40代女性に限っては、77%もの人が気圧の変化時に体調の変化を訴えています。
梅雨こそいつも以上にカラフルな食卓を!
梅雨は1年で最も不調を感じると訴える人も少なくありません。
主な原因は低気圧によって大気中の酸素が少なくなり、疲れを回復させて睡眠有意に導く副交感神経が刺激されることの影響と考えられています。
大気中の酸素が少ないというのは山頂にいるようなものなので、だるくなるのは自然の流れです。
ですので、梅雨の間はあまり無理をしないことが大切です。
だるさを感じる梅雨の不調を吹き飛ばす食材、そのひとつが「抗酸化物質を含む食品」です。
ビタミンC、ビタミンE、セレンなどが、抗酸化力が高い栄養素と言われており、具体的には、豆類、果物、ナッツ類、魚介類などです。
食材の色素にも異なる種類の抗酸化物質が含まれていますので、いつも以上にカラフルな食卓を意識しましょう。
成人男性を対象とした研究では、うつ病の人は、抗酸化物質を含む食事の摂取が健常人と比較して少なく、血中の抗酸化濃度も低いことがわかりました。
ストレス予防、うつ症状の予防には、抗酸化物質を豊富に含む食事の摂取が奨励されています。
憂鬱な気分を吹き飛ばすカラフルな食卓の中に一品、納豆や味噌、鰹節や漬物などの発酵食品を加えられると自律神経の働きを司る腸内環境を整えることができるので、オススメです。