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50歳前から骨・関節のエイジングケアを!

関節炎は50歳移行に兆候が表れやすくなる!

骨を丈夫に保つために必要なことは、カルシウムを摂取することだけではありません。

日光(紫外線)を浴びることも大切ですし、適度な運動をすることでカルシウム代謝を促進することも必要です。

運動や日々のウォーキングを妨げてしまうのが関節炎です。

充実したシニアライフを送るために、骨や関節の健康は守りたいものですね。

体重の増加は膝の負担になってしまい、膝関節痛の原因となってしまいます。

このため、若い時からのメタボリックシンドローム予防、体重コントロールが必要となってきます。

膝の関節を痛めることで運動不足に陥ってしまい、消費するカロリーが減ってしまい、ますます体重コントロールが難しくなってきます。

また、運動不足になることで下肢(特に大腿四頭筋)の筋力も減ってしまい、ますます体重がダイレクトに膝への負担と繋がり、膝の痛みが悪化してしまうという悪循環に陥ってしまいます。

特に女性は、閉経後にエストロゲンというホルモンが減少することで、カルシウムの吸収率が減少します。

カルシウムは、体の中に貯蔵されるため、すぐに欠乏症状が出ることはありませんが、不足してくると骨や歯が脆くなるなどの症状が出てしまうため、予防することが大切です。

関節や骨も食べ物からつくられます。

決してカルシウムだけが骨を形成するわけではありませんので、あくまで栄養素、食生活はバランスを重視しましょう。

骨を丈夫に保つ栄養素

骨を形成する栄養素はカルシウムだけではありません。

カルシウムとマグネシウムが2:1に、関節軟骨や骨の材料であるコラーゲンを生成するたんぱく質、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンKも骨をつくる必須の栄養素です。

骨の健康を脆くする原因

骨や関節の健康の脅威となるのはまず栄養不足です。

さらに塩分過多はカルシウム利用を悪くし、喫煙はカルシウムの吸収率を悪くします。

また、食品添加物に使われているリンやカフェインはカルシウムの排泄を促し、アルコールはカルシウムとビタミンDの吸収率を悪くさせてしまいます。

30歳を過ぎたら骨の老化対策を!

関節や骨のトラブルの兆候が表れやすくなるのは50代以降でも、骨密度の低下が始まるのはなんと30代からと言われています。

骨は胎児から15歳までに十分成長に必要な栄養素を与えられ、成人後も高い骨密度を保つ努力をすれば、骨粗しょう症の予防をすることができます。

骨の病気が女性に多くみられるのは、エストロゲンというホルモンが低下するということが最大の要因です。

そのため、閉経後はイソフラボンや骨を形成する栄養素を十分に摂取する必要があります。

国民栄養調査でも明らかになっているとおり、カルシウムやマグネシウム、ビタミンCやたんぱく質といった骨を形成する栄養素は、理想摂取量はおろか、摂取量も満たしていない現状があります。

食べ物だけでは摂取が難しい栄養素はサプリメントでの摂取を考えましょう。

ビタミンDは、摂取した後に日光を必要とします。骨の健康には日光が欠かせません。(浴びすぎは逆効果です。)

仕事上、昼夜逆転の生活になってしまう方は、ビタミンDの摂取を積極的にしましょう。

関節の炎症には、DHA・EPA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛の栄養素のほか、ジンジャーやローズヒップなどどのハーブも効果的です。

関節の痛みが治らない時には、コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチンを含むサプリメントを摂り、2ヶ月は様子を見ることにしましょう。

ビタミンDをたくさん摂るには

骨の健康というとカルシウムが有名ですが、前述したように、ビタミンDも骨や歯の健康に欠かすことのできない栄養素です。

体内に吸収されたビタミンDが肝臓・腎臓で活性化され、小腸からのカルシウムの吸収率を高めます。

ビタミンDが不足すると、くる病や骨粗しょう症、虫歯などの症状が表れやすくなります。

ビタミンDをたくさん含む食品は以下のとおりです。

  • さんま
  • イワシ
  • 干し椎茸
  • きくらげ

干し椎茸はビタミンDの吸収に最適ですが、近年はほとんどの干し椎茸は機械での乾燥になってしまっているのが現状です。

このため、干し椎茸を買ってきたら、傘の裏に日光を当ててビタミンDを増やすのが秘訣です。

ビタミンDは日光に当たることで皮膚で合成されます。

夏は最低30分以上、冬は最低1時間以上日光に当たることが推奨されています。

室内遊びが多い子どもや夜型生活の方、紫外線を遮断する化粧品を愛用されている方、高齢者の方はビタミンD不足に要注意です。

なるべく日光に当たることを意識しましょう。