幼稚園の年少と言えば、まだ幼稚園に入園したばかりで集団生活にも慣れていないかもしれませんね。
では、そんな幼稚園年少の友達関係って、どうすれば芽生えてくるのでしょうか?
また、幼稚園年少の友達関係で親ができることとはどんなことでしょうか?親はどんなことに気をつけたらいいの?
そこで、幼稚園年少の友達関係について、大切なことや人間関係の土台作りとも言える友達作りにおいて親ができることなどについてまとめてみました。
幼稚園の年少は友達関係でのトラブルで成長する
幼稚園に入園したばかりの年少さん
集団生活に慣れていないので、子供同士のトラブルが起こります。しかし幼少期に友達とぶつかることが成長するためには必要なことです。
友達との接し方
友達と喧嘩しても、話し合い仲直りしたり、苦手な人とは距離を置いたり、困った時は助け合ったりして、身近な人との接し方を身につけることが出来ます。
友達とのトラブルで思いやりの心が育つ
友達をの間にトラブルが起きるのは「自分の思う通りにいかない」という気持ちがあるからです。でも友達と遊びを通して接しているうちに、叩かれたら痛い、使っている物を取られたり、自分も物を壊されたら悲しい、嫌だという経験をするうちに相手の気持ちを考えることが出来るようになります。経験を積み重ねることにより、相手を思いやる気持ちが持てるようになります。友達が困っていると助けてあげることが出来るようになります。
幼稚園年少の友達関係について聞いてあげることは大切!
「言い訳はしない」というのが、かつての子育ての鉄板だったかもしれません。
今の時代は子供の言い分は言い訳であってたとしても、一通り全部聞いてあげるようにしましょう。
言い訳をわかっていても釈明したいことがたくさんあります。子供の自分なりの言い訳があるので、頭ごなしに注意されると話す気が失くなってしまうのです。
母親としては毎日のことなので「またなの?」と思いがちですが、子供が言い訳をしたら相づちだけできちんと聞いてあげるようにしましょう。うまく言葉で伝えられない時は助けてあげてもいいですが、なかなか話をしないからと母親は憶測で話をしてしまうことは駄目です。子供がしっかり話をするようにしてあげましょう。
話し終わると「辛かったね」「悲しかったんだね」と子供の気持ちに寄り添う言葉をかけてあげるようにしまよう。とりあえず共感し認めてあげることが大切なのです。
馴染めてないの?幼稚園の年少の友達関係は?
年少さんの心の動き
- 4月 親から離れ、幼稚園の慣れることで必死。関わりがあるのは先生。入園する前から仲がいいこがいれば、そこ子と遊ぶ。
- 5月 幼稚園の1日の流れがわかり始め、ようやく普通に過ごせる。お友達も出来てきて幼稚園が楽しいと思えるようになったり、先生との関わりが生活の中心。
- 6月 自分のクラスの仲のいい友だちの名前を覚え始める。クラスの全員の子の名前を覚え、友達と遊ぶようになる。
- 7月 友達との関わりを楽しいと思える子供が多くなる。
まず幼稚園が楽しいと思ってもらえるようになることが大切です。友達もたくさん作って欲しいと思いますが、しばらくは自分のことで精一杯です。友達と仲良くし始めるのは通園してから2ヶ月たった頃です。その前に仲のいいお友達の名前が出てくるだけでスゴイことです。仲良しのお友達ができただけでとても成長していることです。
一人で遊んでいる?幼稚園年少で友達関係を作るには
年少は一人遊びの時間も必要
幼稚園に入園すると、すぐにお友達と遊ぶと思っているママも多いですが、子供は自分の好きなことを見つけ1人で遊ぶ子供も珍しくありません。
ママと離れて初めて集団生活をする子供たちは精神的に不安な状態です。しかし自分が熱中できることを見つけ遊ぶと落ち着くことがあります。ブロックが好きな子はブロックでずっと遊んでいることもあります。
子供が「1人で遊んでいる」と話した時に「お友達いないの?」とネガティブな発言をすると、子供がネガティブな気持ちになってしまいます。
何をして遊んでいるのか聞いて見て「好きな場所」「好きなおもちゃ」があってよかったねとプラスの言葉を掛けてあげるようにしましょう。ママがお友達をもっと遊んだほうがいいと言わないようにしましょう。幼稚園生活に慣れてくると自然とお友達と仲良く遊ぶようになります。
先生は子供のことを見守りながら、声を掛けた方がいいのか、そっとして置いたほうがいいのか判断するので安心して見守って行きましょう。
幼稚園年少の友達関係で親ができることとは
親は出来るだけ友達と関わることが出来る環境、機会を意図的に作ってあげるようにしましょう。
幼児の場合は、ママ友同士の子供で遊ばせる機会を増やしてあげます。親子サークルに参加するのもいいです。小学生でオススメな場所は学校で放課後に開放されている校庭や、児童館です。児童館は大人の目も行き届いていて、地域の子供達が集まる場所なので同じ地域でも違う学校の人や、他学年で縦交流も出来るのでとてもいい環境になります。
後は家で遊ばせることです。この時に大切なことは出来るだけ大人が干渉や口出しをしないこと。多少の喧嘩は見て見ぬふりをし、子供たちで解決させることを経験させましょう。子供がそのような場所は嫌だという場合は無理をしないことです。子供の負担にならないようにしましょう。